Story

料理バトル

本サイトの物語は、地獄で開催される料理バトルを中心に展開されます。
料理バトルは週末に全体イベントとして開催され、第1回はチュートリアル、第2回~第4回が本番です。
日常チャットで協力して食材や審査員情報を入手し、料理のレパートリーを増やして対決に備えることになります。
PCたちの置かれた状況は過酷ですが、本サイトはライトなノリで進行します。

修学旅行中だったPCたちは、とばっちりで地獄「パンデモニウム」に堕ちてしまい肉体を失いました。
肉体は悪魔に接収されて、PCたちは今、魂の姿をしています。
とはいえ、肉体と魂は縁で結びついたままであり、魂が滅べば肉体も滅び、肉体が滅べば魂もまた滅びるのです。
PCたちの肉体は、5週間後に催されるパンデモニウムの饗宴でステーキにされる予定です。なんとしてでもこれを阻止して肉体を取り戻し、地上に帰らなければなりません。

このためPCたちは悪魔と契約しました。

「PCたちは饗宴の厨房に立ち、至高の料理で賓客たちを満足させること」
「その対価として饗宴後、肉体はPCたちに返却され地上に帰還できること」

万一饗宴の場にふさわしい料理を提供できなければ、PCたちの肉体は予定どおりステーキとして地獄の業火に灼かれ、縁で結ばれた魂もまた燃え尽きてしまうでしょう。

帰るために、生き延びるために。
地獄「パンデモニウム」を舞台に、PCたちの料理バトルの火蓋が切って落とされます───

ことの発端

202X年●月、イタリア南部メッシーナ海峡。

県立「神阪(かみさか)高等学校」2年3組の生徒たち──PCたちは、修学旅行3日目のイタリアを謳歌していた…はずでした。
フェリーに乗り込んで海峡を渡りシチリア島へ移動しようとしたところ、突然、大嵐が巻き起こります。
そのとき、呪文のような謎の詩を唱える男の後ろ姿を、見た者がいたかもしれません。
この男が大嵐を喚んだのだと直感的に察した者もいたかもしれません。
いずれにせよ、PCたちは大波に飲み込まれ、パンデモニウムという地獄に堕ちてしまいました。

あとから聞いた話、地上に出かけていたパンデモニウムの主が帰還のためヘルゲートを開いたところ、たまたまPCたちの魂が呼応して、どうやら巻き添えになってしまったようです。
PCたち以外のフェリー搭乗者は、2年3組の担任も含めて地上に残っており、そもそも嵐にも遭遇していません。
もしもPCたちが地上に帰ることができるなら、嵐に遭う直前に戻され、そこから平穏な修学旅行が続いていくだろうと言われています。

◆ 神阪高等学校 ◆
関東K県にある共学の公立高校です。
校則はゆるめ、強い部活もあるし、勉強に秀でた生徒もいて、生徒の個性が尊重されるのびのびとした校風です。
PCたちは2年3組のクラスメイトです。クラス替えがなく1年生からの持ち上がりです。
修学旅行の行先はクラスごとに異なり、生徒たちが決めます。3組は1年生の年末に、修学旅行の積み立て企画で1人1枚宝くじを購入したところ、なんと3等1,000万円を当ててしまった奴が現れて、行先はイタリア南部4泊6日に決まりました。
この幸運が不運のはじまりだったのかもしれません。

◆ 高校の制服 ◆
男子:濃いグレーのブレザーとズボンの上下。白シャツ。ネクタイは紺色と臙脂色から選ぶことができます。
女子:濃いグレーのブレザー、同色のプリーツスカートかズボン。白ブラウス。リボンタイは紺色と臙脂色から選択できます。

悪魔の契約

古今東西、地獄と一言で表そうとしても様々な地獄が存在し、このパンデモニウムもそのひとつです。
パンデモニウムは"あの御方"と呼ばれる悪魔の箱庭。万魔殿とも呼ばれその広さはヨーロッパ全土とほぼ同等です。此処に棲み付く数多の悪魔たちは"あの御方"の眷属です。

パンデモニウムに堕ちたPCたちは、肉体と魂が分かたれて地獄の理に適応できず動けなくなっていたところ、悪魔「メフィストフェレス」と出会います。
メフィストフェレスから「PCたちの肉体が接収されたこと」「5週間後に催される饗宴で肉体はステーキになること」「肉体が滅びれば魂も滅びること」を聞かされ、PCたちは、それを阻止するため悪魔と契約することに決めました。
契約は比較的シンプルです。
饗宴のシェフとして料理を提供し、悪魔たちの心を鷲掴みにできれば肉体を取り戻して地上に帰ることができ、
それができなければ、予定どおり肉体はステーキになって業火に炙られ、肉体との縁で繋がった魂も燃え尽きるという内容です。


PCたちは、饗宴でふるまう至高の料理を探求するために各地を奔走しなければならず、また、饗宴のシェフの座を奪われた宮廷料理人たちが邪魔をしてくるので契約遂行は決して容易ではありません。
とはいえメフィストフェレスはPCたちのおもてなしを楽しみにしており応援をしてくれます。
衣食住にじゅうぶんな屋敷が与えられ、そこが5週間の本拠地となります。

◆ グルメブーム ◆
パンデモニウムは、昔はそれこそ真剣に天界と対立したり地上を滅ぼそうとしたりしていましたが、倦怠期が来ており、現在はそんなことより未曾有のグルメブームで大忙しです。
PCたちと出会う悪魔たちも料理話には積極的に耳を傾けてくれるでしょう。

◆ 迎賓館「カルミナ」◆
PCたちが過ごすゴシック建築のお屋敷です。天井の高い二階建てです。敷地は広すぎて一体何部屋あるのかわかりません。
どんな部屋があるのかPL様が自由に創造してくださって構いません。広々とした厨房や食堂、大広間は一階にあります。
PCたちには二人部屋の私室が与えられます。トイレやシャワールーム完備です。
必要なものは何でも揃っています。欲しいものがあれば、食材以外のものはたいてい揃えてくれます。

◆ PCたちの姿 ◆
肉体を失ったPCたちは魂の姿をしています。
魂の姿といっても、顔立ち、背丈や体格などの形状は地上に居たときと同じです。PCによっては髪や目や肌の色がファンタジックな色合いに変わっている者がいるかもしれません。
そして、超人的な異能力をひとつだけ手に入れます。岩を片手で持ち上げられるほど剛腕になったり、アクションヒーローのような剣術を身に付けたり、火の魔法を使えたり。この異能力が食材集めの狩猟に役立つでしょう。
体温を感じ、怪我をすれば流血します。ただし、これはPCたちの常識に応じて魂が肉体のように演出しているだけで、体温を奪われても死にませんし、怪我をしても驚異的な治癒力で回復します。

パンデモニウム

地獄と地上は理が違い、悪魔は肉体を持ちません。
地獄にはダークマターと呼ばれる高次元の物質が満ちていて魂とダークマターが作用し……という理は物語と関係が無いので割愛しますが、兎に角、地獄で存在するには魂だけで充分、肉体の制約が無い魂の姿であるからこそ悪魔たちは強大な力を解放できます。

パンデモニウムでは、PCたちも魂の姿で過ごすことになります。
とはいえPCたちは常識や人智に縛られている部分もあり、パンデモニウムの真の姿をとらえることができません。
見える景色や悪魔の姿は、PC自身の魂の制御力によって、人間に理解できる姿に変換されています。このため、パンデモニウムには地上のような街角や草原が広がっているように見えますし、悪魔たちも殆どの場合人間と同じような姿で視認できます。
PCが歩いている街は実は廃墟かもしれませんし、PCが出会った気さくな老人は体長10メートルを超える魔人かもしれませんが、本サイト期間中にPCたちがパンデモニウムの真の姿を知る機会はありませんので、そこは気にしないでください。

ここからは、PCたちが認知するパンデモニウムの風景や文明についてご説明します。
全員、同じものを見、感じています。

◆ 首都 ◆
活動の拠点となる迎賓館「カルミナ」は首都にあります。
首都の中心部にパンデモニウムの主の宮殿「ネファス」があり、そこから放射状に主要道路が伸びて街が整備されています。
自動車や電車は走っているし、自転車をこぐ少年はいるし、歩く人々の手にはスマホのような端末があるし、街並みは中世ヨーロッパ風ですが其処に息づく文化は地上と大差ありません。
基本的に現代日本に在るものは在る前提でロールプレイを楽しんでいただければと思います。

◆ 首都の外 ◆
首都から郊外へ行くと、やがて景色は田園地帯や草原、森林へと移り変わってゆきます。
その大自然を越えた先に幾つも街が点在し、更に進めば荒野や山脈、内海の向こうに島々があるのですが、物理的に移動しているとあっという間に5週間が過ぎてしまいます。
PCたちが首都を出て食材集めのため「狩猟」に行くときは「魔法陣」を使って移動します。
魔法陣から魔法陣への瞬間移動となり、PCたちが赴く先には魔法陣が完備されていると考えて問題ありません。

◆ 通貨 ◆
通貨の単位は「Pan」です。1円=1Panです。
パンデモニウムに来たばかりのPCたちはお金を持っていないので買い物ができません。
首都の「コロッセオ」のバトルに勝つことで賞金を得、ある程度のPanを皆で貯蓄すれば珍しい食材を購入できるかもしれません。

◆ 時間 ◆
地上と同じく24時間の流れを感じ、普通に朝昼夜があります。
なお、チャット内の時間は非リアルタイムで時間設定は自由です。先入りしたPCが具体的な時間帯を設定してください。
日付変更線は昼12時とします。

◆ 言語 ◆
悪魔たちの話す言葉はすべて日本語で聞き取ることができ、対話可能です。
互いの魂と魂で勝手に翻訳されているようです。
但し、もともと知能が低く言語機能を持たない低級の悪魔や動物とは、意思疎通をはかることができません。

◆ パンデモニウムの地図 ◆
世界地図

※デザインツール「Canva」のAI機能で作成

悪魔たち

パンデモニウムには、主とその眷属の他、別の地獄からやって来た客人(観光客)も過ごしています。
地上から来たPCたちも客人の扱いになっています。本来悪魔にとって人間は下等生物であり蹂躙対象ですが、メフィストフェレスと契約した噂も広まっているので、彼女の支配下にあるということで悪魔たちは随分フレンドリーに接してくれます。
というかパンデモニウムの悪魔たちは陽気な者が多いです。主の嗜好なのでしょう。
PCたちに敵意を剥き出しにしてくるのは、饗宴の仕事を奪われた宮廷料理人たちと、契約を理解していない低級悪魔たちです。

パンデモニウムの悪魔には「魔格」があり、明確な弱肉強食のヒエラルキーによって成り立ちます。
魔格は第一位階から第十三位階までで構成されます。
第一位階は主である"あの御方"、第二位階に四天王が鎮座し、PCたちが契約したメフィストフェレスは第三位階なのでかなりの上級悪魔です。街角で出会う一般悪魔は第八位階~第十一位階が多いでしょう。
第十二位階は何らかの理由によって奴隷に堕とされた悪魔、第十三位階は知能を持たない低級悪魔たちです。

悪魔は人智を超えた悍ましい姿や美しい姿をしていますが、PC自身の魂が悪魔の姿を理解できる形に変えてPCに認識させています。
このため基本的に人間と同じような姿形に見えます(髪や目や肌の色はファンタジックです)。
規格外で異形に見えてしまうケースは、正直脅威ではないので変換されない低級悪魔、悍まし過ぎて人間に変換できない上級悪魔、癖があり過ぎて異形がはみ出てしまったトンチキ悪魔です。
PCによって見え方が違うということはなく、全員が同じ姿形で悪魔を認識しています。

◆ NPC ◆
本サイトに登場するメインNPCたちです。下記NPC以外にもモブNPCは登場します。
サポート役のカルボとナーラは掲示板を主体とした活動になります。
カルボとナーラ以外のNPCたちは週末イベントに登場しますが、状況描写と一体化した舞台装置の動きをするため、PCたちとの交流はほぼありません。

名前 説明
メフィストフェレス PCたちが契約した悪魔です。週末イベントでは司会進行を担当します。
パンデモニウムでは第三位階の魔格です。
30代前半の女性の姿、長身にハイヒール、クラレット色のショートヘア、金色の目、ボディラインに添った黒いロングトレーンドレスを着ていますが肌の露出は殆どありません。
カルボとナーラ メフィストフェレスの従者でありPCたちのサポート役です。
パンデモニウムでは二人とも第八位階の魔格です。
カルボ:身長200cm前後、横幅も肩幅も広い巨体。顔はパンパンに太った少年のようです。おとなしい性格です。服装はストリート系なのですがパツパツです。
ナーラ:身長125cm前後の小柄な少年。耳が蝙蝠の羽のようです。陽気でよく喋り、カルボの肩によく乗っています。ストリート系のワンサイズ大きい洋服をだぼっと着ています。
宮廷料理人 週末イベントでPCたちが対戦する、"あの御方"お抱えのシェフたちです。
饗宴で豪華ステーキをふるまう予定だったのに、PCたちにシェフの座を奪われて怒り狂っています。
審査員 週末イベントの審査員たちです。
審査員の詳細情報は日常チャットでの「探索」によって得ることができます。
あの御方 パンデモニウムの主です。
滅多に真名を呼ばれることはありません。